代表者・パートナー紹介

木村 博道（博士〈獣医学専攻〉・薬剤師）

The Global Blooming 代表取締役／創業者

木村博道は、ライフサイエンス分野における研究開発、事業戦略、ベンチャー投資、ボードガバナンスを横断的にリードしてきた国際的リーダーです。日本・米国・欧州の製薬企業、アカデミア、スタートアップ、ベンチャーキャピタルのエコシステムにおいて、25年以上にわたり革新的な治療法の創出と実用化に貢献してきました。

キャリアの起点は塩野義製薬での臨床開発業務。実践的なR&Dと薬事の知見を早期から培った後、東京大学大学院博士課程に進学し、獣医学専攻の博士号を取得。留学先である米国 St. Jude Children’s Research Hospital では、世界トップクラスの研究ラボにて Genentech や Curis との共同研究にも従事。当時の指導教授である Tom Curran 教授（英国王立協会フェロー／FRS）は、現在 Children’s Mercy Research Institute（米国）にて Executive Director 兼 Chief Scientific Officer を務め、がん研究・神経科学分野の世界的権威として知られています。

その後、武田薬品工業（日本）、Millennium Pharmaceuticals（米国）、アステラス製薬（日本・サンフランシスコ）において、グローバルR&Dおよび事業開発の責任者としてM&A/PMIを含む多様な戦略プロジェクトを推進。さらにサンフランシスコのCVC（コーポレート・ベンチャー・キャピタル）部門を率い、世界の有望なスタートアップへの二桁以上の投資を実行し、取締役やボードオブザーバーとしても多数関与。グローバルファーマCVCランキングで第7位を記録するなど、個人としても組織としても顕著な実績を築きました。

加えて、過去に関わった複数のプロジェクトは実際に製品として上市されています。塩野義製薬で担当した開発品は製品化され、St. Jude 時代に Genentech・Curis と共同研究したプロジェクトは Roche/Genentech より上市され、現在ではブロックバスターとして世界的に使用されています。また、アステラスにおいて買収統合を主導したパイプラインのうち、2つが新薬として承認・販売に至っています。

並行して、米欧の複数のトップVCファンドにてアドバイザーを務め、豊富なネットワークとグローバル視点を活かし、数多くのスタートアップ支援と投資意思決定を行ってきました。

国内では、京都大学にて創薬インキュベーターの立ち上げを主導し、2018年以降は東京大学大学院にて次世代バイオリーダーの育成にも注力。国家資格である薬剤師免許を持ち、臨床と規制の両面から創薬とビジネスを橋渡しできる希少な存在として、国内外の信頼を集めています。

The Global Bloomingでは、ライフサイエンス分野における次世代型のイノベーションモデルとグローバル価値創出の実現を目指しています。