The Global Blooming(TGB)は、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)を核とするプロジェクト1102を推進しています。創薬のエキスパートである代表のもと、ワールドクラスの専門家が結集し、標的細胞(がん細胞等)への高選択的なボロン担体の滞留を実現する創薬×プラットフォームを構築。難治性がん/若返り/再生医療に特化した実装を目指します。
ニュース:本プロジェクトは2025年8月25日に、経済産業省の所管機関であるJETRO「対内直接投資促進事業費補助金」採択として公表されました。本支援を梃子に、研究開発と国際連携を加速します。

なぜBNCTか
- シンプル:臓器・細胞内分子メカニズムが複雑な治療標的を物理的に破壊。薬剤設計と求めるMOA。
- 併用治療:他治療薬との柔軟なコンビネーションの選択肢。
- 選択性:ボロン同位体を集積させた標的細胞へ中性子を照射し、がん細胞などを狙って破壊。
- 患者負担の低減:外科適応が難しい症例にも新たな選択肢を提示。
- 未充足ニーズ:頭頸部など難治領域で、効果とQOLの両立が求められています。
- 動物実験の最小化:開発において、規制当局が重視する動物使用削減の視点を、直接的な物理現象と検証により立証しうるスキーム。
1102のアプローチ(創薬 × プラットフォーム)
- 担体設計:標的細胞への高特異性・高滞留・安全性を統合設計。
- デリバリー最適化:腫瘍微小環境・細胞内動態を踏まえた多層的最適化。
- プロトコル統合:投与設計と照射条件に整合する臨床実装志向の設計思想。
- プラットフォーム化:生成AIの特性を活かした 化合物設計、前臨床評価、データ管理をつなぐ横断的基盤を構築。
対象領域(専門性の追求と適応応用)
- 難治性がん:既存治療で効果が限定的な適応にフォーカス。
- 若返り:加齢関連組織の標的細胞制御に資するアプローチの探索。
- 再生医療:再生プロセスを阻害する細胞群の選択的制御や前処置としての応用可能性を検討。
事業体制(進行中)
- 主導:The Global Blooming(TGB)/プロジェクト1102
- 連携:国内の国立研究機関・大学、欧米のアカデミアおよびバイオテック
- 研究・開発ステージ:創薬・プラットフォームビルディング
パートナー選定
1102は機器そのものの開発プロジェクトではありません。一方で、実装における最適な照射機器メーカーとの共同検討・共同実装は極めて重要だと考えています。
- 連携対象:照射機器メーカー、創薬系バイオ/製薬、医療機関、大学など
- 内容:前臨床検証、実装プロトコル設計、規制・品質対応を含む共同実装パートナー
差別化要素
- 滞留を核にした創薬設計:AIデザインを取り入れた、特異性・滞留・安全性の三位一体。
- 実装ドリブンな意思決定:創薬エキスパートと世界水準の専門家集団による迅速な検証。
- 歴史的知見および経験的思考:生成AIで陥る落とし穴を回避した実践型データ解釈とプロジェクト推進力。
- プラットフォーム思考:R&Dから実装までを見据えたデータ駆動の再現性・拡張性。
関連ページ
免責:本ページは研究開発の紹介を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。治療の可否は医療従事者の判断に従ってください。